妊娠のしくみ
※この動画は音声が流れます
STEP1
脳の中の下垂体というところからFSH(卵巣刺激ホルモン)が分泌され、卵巣を刺激します。
STEP2
卵巣の中にある卵胞(卵子の入っている袋)が発育してきます。それに伴い卵胞の中に入っている卵子が成熟し卵胞からはエストロゲン(卵胞ホルモン)が分泌されます。
卵胞の大きさが2cm位に発育すると、卵胞からのエストロゲンが下垂体に作用しLH(黄体化ホルモン)が大量に分泌されます。その刺激で排卵(卵胞から卵子が飛び出す現象)が起こります。排卵した後の卵胞は黄体というものに変化し、エストロゲンに加えてプロゲステロン(黄体ホルモン)を分泌します。
STEP3
お腹の中に飛び出した卵子は卵管采(卵管の先端部分)から取り込まれ、卵管膨大部(卵管の少し太い部分)に運ばれます。
STEP4
一方膣内に射精された精子は子宮から卵管を泳いで行き卵管膨大部で卵子と出会い『受精』という現象が起こります。
STEP5
受精卵は細胞分裂を繰り返しながら約1週間かけて卵管の中を子宮に向けて運ばれていきます。
STEP6
エストロゲンとプロゲステロンは子宮の内膜を厚くし、受精卵を受け入れる準備をします。そこにたどりついた受精卵が子宮内膜にもぐりこむと着床、妊娠が成立します。
『不妊症』とは上記過程のいずれかに不具合があり、上手く行かない状態を言います。