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生殖医療専門病院

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宮城県岩沼市里の杜3丁目5-5

子宮内膜症

症状

子宮内膜はきたる受精卵の着床(妊娠)のため、日々変化し環境を整えています。しかし妊娠が成立しなかった場合、子宮内膜は子宮内腔から出血と共に剥がれ落ち、子宮口から膣を通り体外へ排出されます。これが月経です。

症状

子宮内膜症とは本来、子宮の内腔だけに存在するはずの子宮内膜や子宮内膜様の組織が他の臓器に発生し増殖する病気です。他の臓器に発生・増殖した子宮内膜も同様に剥離・出血を起こします。しかし、子宮内腔以外の出血は体外に排出することが出来ないため、剥がれ落ちた内膜や血液が体内に溜ることになります。

結果、臓器が癒着を起こしたり、出血する箇所や大きさが増えるため、月経時に強く痛みがでてきます。また卵巣に子宮内膜が発生・増殖し、進行した場合にはチョコレート嚢胞を形成し、不妊症の要因の一つとなります(進行度4以降)。

自覚症状

  • 1. 強い月経痛(市販の鎮痛剤では充分に痛みがとれない・年々痛みの度合いが強くなる)
  • 2. 下腹部痛(月経時以外):腰痛を伴う場合
  • 3. 月経過多:月経の出血量が多い・レバー状の血の塊がまじる
  • 4. 性交痛・排便痛
  • 5. 不妊

診断方法

  • 1. 問診
  • 2. 内診
  • 3. 直腸診
  • 4. 超音波検査
  • 5. MRI(核磁気共鳴診断装置)
  • 6. 血液検査(腫瘍マーカー:CA125等)
  • 7. その他(子宮卵管造影・子宮鏡検査・腹腔鏡検査)

当院での治療法

子宮内膜症の治療には薬で治療する方法と手術をする方法の2種類があります。

内膜症の重症度、症状の種類、妊娠の希望の有無など様々な要素を考慮して以下の様に治療法を選択します。

治療名 主な適応筋腫 方法 長所 問題点
薬物療法 対症療法 鎮痛薬で痛みを緩和する 手軽で副作用がほとんど無い 症状を軽減するのみで、根治できるものではない
ホルモン療法 薬で女性ホルモンの分泌を抑え、病巣を小さくする 手術療法より手軽であり、症状を軽減し進行を一時的に止めることができる 更年期障害様の副作用が出ることがある
病変を根治できるものではないので療法を中断すると再発することがある

手術療法

保存的手術 病変だけを取り除き子宮や卵巣を温存する 妊娠、出産が可能である 再発することがある

根治手術

病変を起こした子宮や卵巣を全て摘出する 内膜症が根治する 妊娠・出産が不可能になる

こんな症状の時は早めの来院を・・・

  • ・ 月経時に激しい痛みがあったり、出血が多いとき。
  • ・ 月経が終わっても痛みが続いたり、腰痛を伴うとき。
  • ・ 性交時・排便時に膣の奥や肛門が痛いとき。
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